3×3の試合では、シュートが入った直後にもプレーが続きます。初めて見るなら、「何点入ったか」に加え、「次に攻めるチームがボールを外へ出したか」に注目してみてください。攻守の切り替わりが追いやすくなります。
この記事は、JBAの2026年版3×3競技規則(国内は2026年4月1日施行)に基づく、標準ルールの入門です。U12や地域大会では運用が異なる場合があるため、参加する際は大会要項も確認しましょう。
最初に覚えたい3×3の基本
3×3は、1つのゴールを使って3人対3人で行います。各チームは交代要員1人を含め、最大4人です。JBA 2026競技規則・第4条
| 項目 | 標準ルール |
|---|---|
| 得点 | アーク内は1点、アーク外は2点、フリースローは1点 |
| 試合時間 | 10分間の1ピリオド |
| 途中で勝敗が決まる条件 | 規定時間内に21点以上を先取 |
| 同点で時間終了 | 延長に入り、新たに2点以上を先取したチームの勝ち |
| 攻撃の制限時間 | 原則12秒 |
アークはゴールを囲む曲線で、1点と2点のエリアを分ける線です。まずはこの表を頭に入れて、次の攻守交代を見てみましょう。FIBAによるルール紹介
得点は1点と2点。21点は規定時間内の決着ライン
アークの内側から決めると1点、外側からなら2点です。ラインを踏んだ位置から打つシュートは2点にはなりません。フリースローは成功1本につき1点です。
規定の10分が終わる前に21点以上へ届けば、その時点で勝利します。たとえば20点からアーク外のシュートを決めれば、22点で試合終了です。「21点ちょうど」に合わせる必要はありません。
10分終了時に同点なら延長です。ここでは21点の基準を使わず、延長で新たに2点以上を先取したチームが勝ちます。20対20から延長に入り、1点を取って21対20になっても、それだけでは終わりません。2点差をつけるルールでもありません。JBA 2026競技規則・第1条、第8条、第16条
12秒は、ボールを外へ出す時間も含む
攻撃には原則12秒の制限があります。チェックボールで攻撃側がボールを受け取ったときや、得点された側がボールをコントロールしたときなどに計測が始まります。
ボールをアーク外へ運んでから、改めて12秒が与えられるわけではありません。外へ出すのに時間がかかれば、その分だけシュートまでの残り時間も短くなります。JBAの技術レポートも、この短い時間の中で攻撃を組み立てる点を3×3の特徴として挙げています。JBAテクニカルレポート
通常は、制限時間内に手からボールを離し、その後リングに触れるか、ゴールに入る必要があります。バックボードだけに当てても条件を満たしません。ただし、リングに当たらずにブザーが鳴っても、相手がすぐ明らかにボールを確保した場合など、プレーを続ける例外があります。JBA 2026競技規則・第29条
攻守交代では「クリア」が必要かを見分ける
クリアとは、新しく攻撃するチームがボールをアークの外へ運ぶことです。ドリブルで運んでも、外にいる味方へパスしても構いません。ボールを持つ選手のどちらの足も、アークやその内側に触れていないことが基準です。
| 起きたこと | 次にすること |
|---|---|
| 相手のシュートが入った | ゴール下のコート内から始め、ボールを外へ出す |
| 守備側がリバウンドを取った | 外へ出してから攻める |
| 守備側がスティールしてボールを確保した | 外へ出してから攻める |
| 攻撃側が自分たちの外したシュートをリバウンドした | 外へ出し直さず、続けて攻められる |
「リバウンドを取ったら必ず外へ出す」と覚えると、攻撃リバウンドで迷います。直前に攻めていたチームがそのまま取ったのか、守っていたチームが取ったのかを見分けましょう。JBAの3×3普及資料・表6、JBA 2026競技規則・第30条
得点直後は、相手に一度ボールを渡すチェックボールを毎回行うわけではありません。得点された側がコート内でボールを取り、そのまま再開します。このとき、新しい守備側はゴール下のノーチャージセミサークル内でボールに対してプレーできません。
プレーが止まったらチェックボールで再開
ボールがコート外へ出た場合など、プレーが止まった後に攻撃権が与えられるときは、アーク外の正面でチェックボールを行います。守備側から攻撃側へボールを渡して再開する手続きです。
標準ルールでは、守備側がバウンドパスで渡し、受け取る攻撃側は両足を床につけている必要があります。普段の練習で手渡しに慣れていても、大会ではこの手順を確認してください。JBA 2026競技規則・第17条
ボールの準備と、観戦中に見る3つの場所
3×3の公式球は、大きさが6号相当、重さが7号相当の仕様です。「6号だから、5人制の6号球と同じ」と考えず、使用球を確認しましょう。号数による違いはバスケットボールのサイズガイドでも整理しています。JBAの3×3テクニカルレポート
観戦では、得点表示、12秒の表示、ボールを持つ選手の足元を順番に見てみてください。「あと何点で決まるか」「外へ出す間に何秒使ったか」「クリアが済んだか」を追うと、同じシュート場面でも、その前に起きた攻防が見えてきます。

